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乳酸菌と便秘解消

ヨーグルトを食べても一向に便秘解消とならないわ、という方がいます。
そういった方によく話を聞いてみると、例えば便秘がひどい時だけ利用するとか、2日から3日おきに利用している、食事の前に利用しているなどの話を聞くことが多いのです。

まず、乳酸菌というのは1日だけ摂取したから効果があるということはありません。
継続的に毎日、適量の菌類を摂取することで、腸内に効果を発揮します
乳酸菌などの善玉菌が腸内に住み着き、働くことができるようになるまで、腸内の状態によって期間がかなりかかることもあります。
継続的に毎日、ということを忘れないようにしましょう。

また乳酸菌は胃酸に弱い、胆汁酸に弱いという話は皆さん聞いたことがあるでしょう。
胃酸に弱いけれど胃までしっかり届く、という乳酸菌商品も多数存在していますが、より多い数の乳酸菌を腸内に届けるには、「食事をした後、デザートとして摂取する」というのが理想的な摂取方法なのです。

いくら強い菌類でも胃に何も入っていない状態で摂取すれば、いくらかは胃酸にやられてしまいます。
食事を摂取してからだと、食事に胃酸が利用されるため、そのあとに摂取した乳酸菌に胃酸の影響が少なくなるのです。
せっかく生きたまま腸内に届くという善玉菌を摂取しているのですから、よりいい状態で腸内に届く方法を考えれば、便秘などへの効果も期待できるのです。


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